黒部源流付近周回(薬師岳、雲ノ平、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳)

山の日記

2025年7月27日(日)~30日(水)
会員2名

 26日(土)に折立の駐車場に到着。テントを張ろうかとも考えたが、夕立があったため、車中泊。
 27日(日)朝、折立から入山し、太郎平小屋への急登を登る。昼には太郎平キャンプ場に到着。

太郎平小屋

 初日の予定はここまでだが、まだ体力には余裕があり、天気もギリギリ持つのでは?と考え、予定変更し、テント設営の後、薬師岳に向かう。
 太郎平キャンプ場を過ぎると沢沿いの急登の道となる。そこを過ぎると、チングルマやハクサンイチゲ、イワカガミが咲き誇る稜線に着く。

薬師岳山荘で三ツ矢サイダーを購入し、水分・栄養補給して、山頂に向かう。天気が少し怪しい…山頂が見えた!と思ったとたんに雨粒が落ちだす…まだ本降りにはならなそうなので、少し急ぎ目で山頂到着。
 薬師岳山頂は少し雲がかかり、眺望最高とまではいかなかったが、花崗岩の白く広大なカールが本当に美しいと感じた。

2025年7月27日。薬師岳山頂より、北薬師方面をのぞむ

 薬師岳の頂上では、天気が悪くなったせいか、雷鳥を発見。雷予報もあるので、山頂を後にする。避難小屋手前まで来ると、高い音で雷鳴が一度響く。雨も強くなりだした。幸い、足元はフリクションの良くきく花崗岩で敷き詰められたガレ場だ。ペースを一気に上げて下る。途中でカッパも着てテントまで戻る(カッパを着たのは、いつぶりだろう?)。雨は夕方には上がり、稜線は霧と夕日で幻想的な風景が広がっていた。ブロッケン現象も見られた。

日没前、太郎平キャンプ場~太郎平小屋の稜線より

 28日(月)太郎平キャンプ場から、雲ノ平へ向かう。薬師沢小屋はイワナ釣りもできるよう。綺麗な沢だ。次回は、赤木沢の沢登りで来てみたい。薬師沢小屋を過ぎると、苔むした岩の急登を登る。地形図を見るとかなりの急登であったが、ペースを落としているせいか、快適に登ることができた。木道が始まり、いくつもの「庭園」と呼ばれる高山植物の咲き乱れる野原が現れる。雲ノ平だ。
 雲ノ平山荘で、チキンムアンバライスとカルピスを頂いた。アフリカの食べ物で、チキンと豆、野菜がたっぷりでトマト・ピーナッツバターのソースが美味しい(文字で書くと非常に複雑である)。
 雲ノ平キャンプ場でのんびりとする。パーティのEさんは途中で軽い捻挫を起こした足首を水場で冷やすが、冷たすぎてつけてられないほど(結果的に山行には影響せず。本当に良かった)。

登山道より雲ノ平山荘
雲ノ平キャンプ場分岐よりチングルマの群生と雲ノ平山荘
スイス庭園より水晶岳

 29日(火)雲ノ平キャンプ場より、祖父岳を目指す。ガレ場の登りをへて頂上に着くと、槍穂、水晶、黒部五郎岳などなど、遠く剱岳(おそらく)まで見通せた。再来週が楽しみだ。荷物をワリモ北分岐にデポし、水晶岳へ。黒々した岩稜帯を楽しみ、山頂到着。途中、水晶小屋に立ち寄る。とてもきれいで快適テラスから水晶岳方面が大きく広がる眺めを見ながらジュースを飲ませていただいた。

 ワリモ岳北分岐まで戻り、デポしたザックを回収して、ワリモ岳へ向かう。ここから上り下りが続くため、ペースを落としめで進む。稜線と火口湖(鷲羽池)が美しい鷲羽岳に到着。はるか下には、三俣山荘が見える。本日の目的地である黒部五郎小舎はまだ見えない。400m程下り、三俣山荘に到着。この日は本当に暑かった…三俣山荘では湧水を引いていて、それを使わせていただき、水分補給とシャツを濡らして三俣蓮華岳に向かう。三俣蓮華岳の山頂手前は双六方面の稜線とお花畑が合わさる絶景が広がっていたが、疲労もあり、ゆっくり眺めることなく、三俣蓮華岳山頂に到着。ここからは、ほぼ下りである。500m程の下りを終えると黒部五郎小屋に到着。この時期は予約が必要だったようで、予約せずに来てしまってすみません…到着してすぐにビールを流し込んだら、本当においしかったですが、1缶で酩酊しました😊
 30日(水)最終日は行動時間が長いので、夜明け前から出発し、黒部五郎岳に向かう。途中は沢沿いを進むが、蚊が多い…休憩しているとすぐに10匹以上が体につく…虫よけ必須です!黒部五郎岳のモルゲンロートを眺めて、黒部五郎岳山頂に到着。360°見渡せる快晴で、槍ヶ岳が綺麗に見えた。


ここからは、延々と下りである。

途中、同じ行程の方と話したが、その方は熱中症気味で朝食が取れなかったとか。アルプスも灼熱のため、休憩・水分補給等、工夫して進みたい。赤木岳、北ノ股岳を経て太郎平小屋で、行者ニンニクの入った太郎ラーメン(大)を頂き、下山。登山口付近は、標高が低いので気温が一気に上がり、気が遠くなりそうでしたが、なんとか到着。
 素晴らしい稜線や変化に富んだ地形が楽しめる、良い縦走でした。

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